ハイヤーのおもてなし精神

ハイヤーのおもてなし精神

会社の役員やVIPを目的地まで送り届けるのが、世間一般のハイヤーに対するイメージでしょう。タクシーとは違い、行燈やロゴが入っていない黒光りした車体からは、何とも言えない高級感を感じます。車内では音楽を聴いたり、テレビを見たりして自分1人の空間を満喫でき、日頃の疲れを癒すことができます。知らない土地であれば、ドライバーとコミュニケーションを取りながら新しい発見もできます。

あまり知られていませんが、ハイヤーはお客さんを目的地へ送り届けるだけが仕事ではありません。乗車時間を満足に過ごしてもらうためのプログラムやもう一度乗りたいと思わせるサプライズも業務の大切な要素です。ハイヤーは目的地まで早く着くことが目的ではないので、決められた時間内でお客さんをどう満足させるかを常に考えています。あらかじめ走行ルートを決めておけますが、イルミネーションが綺麗な通りがあるなどの情報を元に臨機応変にルートを変更することも可能です。時間を割いて記念撮影をすれば良いサプライズになります。

お客さんの要望に応えられるのは、ハイヤードライバーとしての業績と経験があるからです。例えば仕事で帰国した方は疲れているため、BGMをかけてゆったりとした車内空間を演出します。一方、旅行で日本を訪れた海外の方には日本の景色を満喫できるようにコミュニケーションを密に取るように配慮します。空港やターミナル駅が約束の場所になる場合、いかにスムーズに案内できるかが鍵となるので、乗務員の経験が大切です。

ハイヤー事業ではお客さんを満足させるために、オペレーター、プランナー、ドライバー、整備士と配置している会社があります。ハイヤーは基本的に予約制なので、電話で利用日時と場所をオペレーターに伝える必要があります。ハイヤーの窓口と言えるオペレーターからお客さんの要望を聞いたプランナーが考えるのは走行ルートの候補です。指定された土地で体験できることを調べて行程に加えていきます。ルートを確認し安全運転に努めるのがドライバーの役目です。整備士が自信を持って整備した車を走らせ、接客をこなしていきます。

ハイヤーが乗せるお客さんの中には、海外の旅行客がたくさんいます。日本の良さを知ってもらう絶好の機会に従業員も万全の準備を行います。限られた時間の中で観光地を回りながら、楽しい思い出を作ってもらうのが一番の目的です。観光地でサブカルチャーに触れたり、茶道や染物の体験をしたりして、日本を理解してもらうのも狙いの1つです。移動中の車内では英語が堪能なドライバーによるコミュニケーションで親睦を深めます。長時間座っていることが困難な方への配慮も欠かしません。お客さんの要望を最優先に考え、出来る限りの対応を行います。

ハイヤーの業務に携わる従業員は皆身なりをきちんとしています。お客さんが不満を感じないように臭いや言葉遣いに気を付け、身のこなしも軽いのが印象的です。ハイヤーのドライバーになるにはタクシーでの運転経験などが必要で、狭き門とされています。採用された後も運転講習やマナー講義を受け、スキルを身に付けた人ばかりです。私たちが安心してハイヤーを利用できる裏側には従業員の努力が隠されているのです。

最近は結婚記念日や誕生日のサプライズ演出をハイヤーで行う人が増えています。事前の予約のときに伝えておくと、プレゼントやケーキなどのサプライズを用意できます。若い世代の方も夜景を巡る旅などでハイヤーを利用しています。ひと昔前は地位の高い人や格式の高い人が利用するイメージがあったハイヤーですが、身近な乗り物になりつつあります。自分へのご褒美に憧れのハイヤーを利用してみると、また頑張ろうという気持ちになれます。

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【2020年12月24日】 
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